リバースピール

① 皮膚の深部にアプローチすることで、肝斑や色素沈着の原因となるメラニン色素を取り除くことができます。
② 薬剤の組み合わせや濃度を調整することで、個人の肌の状態に合わせた最適な治療を行うことができます。
③ 施術中に痛みを感じることが少なく、肌への負担が少ないため、敏感肌や乾燥肌の方でも安心して受けることができます。
④ 一般的なピーリング治療よりも、施術後のダウンタイムが短く、社会復帰までの期間が短いため、忙しい方でも気軽に受けることができます。
⑤ 通常は1回の施術で効果が実感できますが、肌の状態によっては複数回の施術が必要な場合があります。
⑥ 長期的な効果を期待するために、施術後のアフターケアや紫外線対策が重要となります。

1剤目

第1剤は、主な成分にトリクロロ酢酸、低濃度過酸化水素、コウジ酸を含みます。トリクロロ酢酸は、真皮を刺激してコラーゲンの生成や皮膚のターンオーバーを促進することができます。低濃度過酸化水素は、創傷治癒や血行促進などの効果があり、トリクロロ酢酸の炎症反応を調整し、刺激を抑える効果があります。また、コウジ酸も含まれており、シミやくすみを改善し、美白肌へと導く効果があります。

2剤目

第2剤は、主な成分に高濃度の乳酸とフィチン酸を含みます。高濃度の乳酸は、肌の深層から表皮中層のメラニンに作用し、肌表面の細胞には影響を与えずに、直接メラニン色素に働きかけます。この効果により、肝斑や色素沈着を改善することができます。また、フィチン酸も含まれており、肌の保湿効果を高めると同時に、肌のターンオーバーを促進し、透明感のある美肌を実現します。

3剤目

第3剤はは、主に多種のヒドロキシ酸、フィチン酸、コウジ酸から構成され、表皮浅層のメラニンに作用することでピーリング効果を発揮します。この治療法は、角質を除去して肌表面を滑らかにし、表皮の美白作用を高める効果があります。

1. 診察｜皮膚の専門医が丁寧にカウンセリングします。
2. クレンジング｜肌に丁寧に優しくクレンジングしてしっかりメイクを落とします。
3. 第1剤目｜1剤塗布した後、丁寧にふき取ります。
4. 第2剤・3剤目｜2剤を塗布し中和、ふき取ります。その後、3剤を塗布し、中和させ再度ふき取ります。
   ※ 第2剤・3剤は色素沈着・肝斑部分のみに塗布します。その際、多少のピリつきや熱感を感じることがありますが、ふき取り後は消失するので安心ください。
5. 仕上げ｜保湿力の高いクリーム等で丁寧に肌を整えます。

所要時間：約30分
推奨回数や頻度：当院では、集中治療として5回程度、通常2～4週間に1回のペースで継続することをおすすめしています。
洗顔・入浴・メイク：施術当日から可能ですが、こすらないように注意してください。UVケアと保湿をしっかり行ってください。
副作用・リスク：施術中に灼熱痛や赤みが出現することがありますが、鎮静化することができます。
※ 2剤、3剤では中和剤を使用することで改善されます。
※ かさぶたができた場合は、落屑するまで剥がさないでください。無理に剥がすと、色素沈着や瘢痕の原因となることがあります。

注意事項

• 刺激に弱い目の周り（特に目尻）、小鼻、法令線付近、口周り（特に口角）、傷のある部位は、肌の状態により治療を避ける場合があります。
• トレチノインや過酸化ベンゾイルを使用されている方は、治療前後2週間の使用を控えてください。

下記に当てはまる方は
安全の観点から施術をご遠慮いただいております

• 配合成分に対する過敏症の方
• アルコール過敏症の方
• 妊娠、授乳中の方
• 重度の敏感肌
• 強い炎症（アトピー、かぶれなど）、脂漏性皮膚炎がある部位
• ヘルペス治療中の方
• 日光過敏症の方
• 内服治療中の方はお受けいただけない場合があります。

• リバースピール施術後、一定期間内は直射日光を避け、帽子や日傘、UVカット商品等を利用して十分な日焼け止め対策をお願いします。
• 施術後、軽度の赤みやかゆみ、はれ、乾燥等の症状が発生することがありますが、通常は数日で治まります。もし症状が続く場合は医師にご相談ください。
• 施術前後には、必ず医師の診察を受けてください。
• 施術前には、必ずカウンセリングを行い、施術の目的や効果、リスク、施術後の注意事項についてご説明いたします。
• 施術を受ける前には、配合成分に対する過敏症がないか、アレルギー検査を行うことをおすすめします。
• 施術中、施術後に異常を感じた場合は、すぐに医師にご相談ください。

その他

• この治療法は保険診療適応外の自由診療に該当します。
• 当院で使用する医薬品・医療機器は、国内において薬機法上の承認を受けておりません。
• 未承認の医薬品・医療機器については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご確認ください。