ビタミンB1
ビタミンB1は農学者・鈴木梅太郎氏によって米ぬかから発見された最初のビタミンです。ビタミンB1が不足すると疲れやすく食欲不振に陥ります。また糖質を栄養源として使っている脳神経組織にも影響する栄養素で豚肉や玄米に多く含まれています。
ビタミンB2
水溶性ビタミンのビタミンB2は、リボフラビンという化合物です。糖質、たんぱく質、脂質の代謝、エネルギー産生に関与する酸化還元酵素の補酵素として働き「発育のビタミン」ともいわれています。発育促進に重要な役割を果たすほか、皮膚、髪、爪などの細胞再生にも寄与しています。レバー、ウナギ、乳製品に多く含まれています。
ビタミンB3
ビタミンB3はナイアシンと呼ばれビタミンB群のひとつです。糖質や脂質を燃やしてエネルギーを作り出すときや二日酔いの原因となるアルコールを分解するときに働く酵素を助ける補酵素(酵素の働きを助ける役割)として存在します。皮膚や粘膜の健康維持をサポートする以外に脳神経を正常化する働きをしており、赤身肉、ナッツ類、魚などに多く含まれます。
ビタミンB5
ビタミンB5はパンテト酸とも呼ばれビタミンB群の中では5番目に発見されたことから、ビタミンB5とも呼ばれています。パントテ酸は様々な食品に含まれるほか、腸内細菌の働きで体内合成することができます。免疫力のアップ、全身の細胞、組織の健康維持抗ストレス作用のあるビタミンで、鶏肉や大豆、アボカド、ビール酵母、ブロッコリーや牛肉などに多く含まれます。
ビタミンB6
ビタミンB6は補酵素として様々なアミノ酸の代謝をサポートしています。免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成などの生理作用もあり、脂質の代謝にも携わっています。
ビタミンB12
ビタミンB12はたんぱく質と結合しており、胃の中でたんぱく質が変性・分解されると、遊離のビタミンB12になります。ビタミンB12は補酵素としてたんぱく質や核酸の生合成、葉酸の代謝やアミノ酸の代謝、赤血球中のヘモグロビン生成アミノ酸に関与しています。ビタミンB12を特に多く含む食品は牡蠣などの魚介類やレバーなどです。
ビタミンC
ビタミンCは補酵素として有名です。体内の細胞間を結ぶコラーゲンを生成します。また、活性酸素に対する抗酸化作用が強く、メラニンを減少させ、白く還元することでシミを改善する美容効果に優れており、また抗ストレス効果や様々な疾病に対する免疫力強化、疲労回復効果、生活習慣病の予防効果などもあります。ビタミンCはフルーツ、野菜など様々な食材に多く含まれています。
マグネシウム
マグネシウムは補酵素として何百種類もの酵素の働きをサポートしています。筋肉や正しい神経機能、心臓の正常に動かせ、骨の維持、エネルギー代謝、タンパク質合成にも関わっています。その他、血圧を下げ、血栓の予防作用もあります。 不足すると、体内では正しい働きが行われなくなり、身体が重い、すぐに疲労を感じる、気が短くなるなどの症状が出たりします。
グルタチオン
グルタチオンは肝臓で作られるアミノ酸の一種で、主成分で美白、エイジングケア、疲労回復、解毒作用、⼆⽇酔い改善、肝機能改善に効果が期待されます。グルタチオンは3つのアミノ酸(グルタミン、グリシン、システイン)で構成され元々体内では筋⾁や肝臓などに分布して強い抗酸化作用を持ち、他に紫外線などの外的要因からの刺激保護、生活習慣病予防、抗アレルギーなど、健康面においても様々な役割を担っています。