アコレード
(Qスイッチアレキサンドライトレーザー)

ハイパワーなQスイッチ
アレキサンドライトレーザー

アコレードは表皮やそばかすなどの色素沈着・皮膚病変を除去するための、高速治療が可能なハイパワーなQスイッチアレキサンドライトレーザーです。選択的光熱治療の原理が基礎となり、波長はアレキサンドライトを使用しております。
ターゲットとなる色素（メラニン）がレーザーの光を吸収し、その細胞を破壊します。そして、リンパシステムが破壊された細胞とメラニンを除去してくれます。

こんな方におすすめ

  • 顔のシミやそばかすが気になる方
  • 傷跡を残さずアザを治療したい方
  • ニキビの炎症跡が色素沈着になって治らない方
  • 特定のシミを選択的に消したい方
  • お顔のくすみを改善したい方

期待できる効果

  • シミ・そばかす
  • ADM
  • 外傷性色素沈着
  • 太田母斑
  • 異所性蒙古斑

施術について

Qスイッチアレキサンドライトレーザーとは？

Qスイッチアレキサンドライトレーザーとは、主にシミ、そばかす、あざ、タトゥーの除去などに用いられる医療用レーザーです。波長755nmのアレキサンドライトレーザーを使用し、Qスイッチ機能によってナノ秒単位の極めて短い時間に高出力のレーザーを照射します。この短時間照射により、皮膚の深部にあるメラニン色素や色素性病変を選択的に破壊し、周囲の正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えることができます。特に色白の肌に適しており、加齢によるシミや先天性のあざ治療に高い効果を発揮します。

Qスイッチアレキサンドライトレーザーによるレーザートーニング治療について

レーザートーニングは、従来のスポット照射とは異なり、弱めの出力で顔全体に均一にレーザーを照射する治療法です。特に肝斑（かんぱん）や色ムラ、くすみ、炎症後色素沈着に対して効果があり、肌全体のトーンを明るく整える目的で行われます。

アレキサンドライトレーザーの波長（755nm）はメラニンへの反応が高く、色素に穏やかに作用することで、過剰な刺激を与えずに徐々に色素を排出します。Qスイッチモードによりナノ秒単位の短時間でエネルギーを照射し、肌への負担を抑えながら効果を発揮します。
1回の施術でも肌の透明感や明るさが感じられることがありますが、肝斑や色ムラの改善には通常5〜10回程度の継続が推奨されます。ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクが可能な点も人気の理由です。副作用を防ぐため、施術後の紫外線対策と保湿ケアが重要です。

Qスイッチアレキサンドライトレーザーの治療後経過について

施術直後（当日〜1日目）

レーザー照射直後は、照射部位に赤みやヒリヒリ感、軽い腫れが生じます。反応が強い場合、白っぽく浮き上がるような「霜焼け反応」が見られることもあります。これらは一時的な反応で、多くは数時間〜1日以内に落ち着きます。必要に応じて、医師から処方された軟膏を塗布し、皮膚を保護します。

数日後（2〜7日目）

照射部位にかさぶたができ始め、色が濃くなることがあります。これはメラニンが破壊され、肌の表面に浮き上がってきている証拠です。かさぶたは自然に剥がれるまで無理に触ったり、こすったりしないように注意が必要です。また、紫外線に当たると色素沈着のリスクが高まるため、必ず日焼け止めを使用し、外出時は帽子やマスクなどで保護します。

1～2週間後

かさぶたが自然に剥がれると、その下に新しい皮膚が現れます。この段階では一時的に肌が白っぽく見えたり、逆に色素沈着が出たりすることがありますが、時間とともに徐々に肌色が落ち着いていきます。摩擦や刺激を避け、保湿をしっかり行うことが重要です。

1〜3か月後

肌のターンオーバーが進むことで、色素がさらに薄くなり、最終的な効果が現れてきます。症状によっては1回で十分な効果が得られることもありますが、深いシミやあざ、刺青などは複数回の照射が必要な場合もあります。治療間隔は通常1〜2か月あけるのが一般的です。

経過観察・メンテナンス

施術後は定期的な診察で肌の状態を確認し、必要に応じて追加照射やスキンケアの見直しが行われます。また、紫外線対策と保湿ケアを継続することで、再発や色素沈着を防ぐことができます。

治療後は、個人差はありますが、適切なアフターケアによって安全かつ効果的な治療が期待できます。

他のレーザー機器と比較したQスイッチアレキサンドライトレーザーの優位性

Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、波長755nmのレーザーを使用し、メラニンへの吸収率が高いのが最大の特長です。そのため、シミやそばかす、太田母斑、ADM（後天性真皮メラノサイトーシス）などの浅〜中程度の深さにある色素性病変に特に高い効果を発揮します。また、メラニンだけを選択的に破壊しやすいため、肌へのダメージが比較的少なく、色素沈着のリスクも抑えやすいというメリットがあります。
一方、QスイッチYAGレーザーは波長が532nm（浅層）と1064nm（深層）の2種類あり、より深い色素やタトゥー除去に適していますが、メラニン吸収率はアレキサンドライトよりやや低く、浅いシミ治療にはやや効果が劣る場合もあります。
さらにアレキサンドライトは、肌の色が比較的明るい日本人の肌質に合いやすく、安全性と効果のバランスが良い点も優位です。レーザートーニングなどの低出力治療にも適しており、肝斑治療にも応用可能です。
このように、Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、特にメラニン系のシミやあざに対して、高い選択性と安全性を兼ね備えた治療機器といえます。

Qスイッチアレキサンドライトレーザーの特徴

当院のQスイッチアレキサンドライトレーザー（アコレード）は、主にシミやそばかす、あざ、刺青（タトゥー）除去など、色素性疾患の治療に使われる医療用レーザーです。

特徴01

波長とレーザーの仕組み

Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、波長755nmのレーザー光を使用します。この波長はメラニン色素への吸収率が高く、色素細胞を効果的に破壊します。Qスイッチ機能により、ナノ秒（10億分の1秒）という極めて短い時間で高出力のレーザーを照射でき、ターゲットとする色素のみに反応して、周囲の正常な皮膚を傷つけにくいのが特徴です。

特徴02

適している肌質・タイプ

このレーザーは特に色白〜普通肌の方に適しています。メラニンへの選択性が高いため、色素の濃い部分をピンポイントで治療しやすいですが、色黒肌では周囲の皮膚も反応してしまう可能性があるため、施術の可否は医師の判断が重要です。
Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、選択的に色素を破壊しつつ周囲の組織を傷つけにくいという特性から、色素性病変の治療において非常に有効で、安全性と効果のバランスが取れた治療法です。

治療効果が期待出来る様々な症状

シミ・そばかす

Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、メラニンに選択的に作用するため、シミやそばかすに対して非常に効果的です。浅い層にある色素に反応しやすく、1〜3回の照射で目立たなくなるケースも多くあります。施術後は紫外線対策が重要です。

シミ・そばかす

後天性真皮メラノサイトーシス（ADM）

ADMは真皮内にメラニンが存在するため治療が難しい症状ですが、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの波長は中〜深層まで届くため有効です。5〜10回程度の繰り返し照射で徐々に色が薄くなり、改善が期待できます。

後天性真皮メラノサイトーシス（ADM）

外傷性色素沈着

けがや摩擦によってできた色素沈着に対しても、Qスイッチアレキサンドライトレーザーは有効です。メラニン色素に直接作用し、数回の治療で沈着部分の色が薄くなることが期待されます。治療後の保湿と日焼け対策が大切です。

外傷性色素沈着

太田母斑

太田母斑は真皮層に存在する青みがかったあざで、Qスイッチアレキサンドライトレーザーが深部にまで到達するため効果を発揮します。5〜10回以上の照射が必要ですが、徐々に色が薄くなり、目立ちにくくなります。

太田母斑

蒙古斑

通常は乳幼児期に自然に消える蒙古斑も、成人まで残る場合には治療可能です。Qスイッチアレキサンドライトレーザーは深層のメラニンにも反応するため、数回の照射で色素を薄くし、目立ちにくくする効果が期待できます。

蒙古斑

症例

メリット・デメリット

メリット

  • 色素に選択的に反応するため、正常な組織への影響が少ない
  • ダウンタイムが比較的短く、回復が早い
  • 1回の施術でも効果が期待できる（症状により複数回必要）
  • 素の粒子を細かく砕くことで、体内で自然に吸収・排出されやすくなる

デメリット・注意点

  • 施術直後は赤み、腫れ、かさぶたなどの反応が出ることがある
  • 色素沈着や色素脱失など、肌質によって副作用が出る可能性あり
  • 日焼けした肌や色黒の方にはリスクが高く、適さない場合がある
  • 施術後は紫外線対策が必須（再発や色素沈着の防止のため）

施術の流れ

  • STEP 01

    カウンセリング

    医師が肌の状態やシミ・あざの種類、深さを確認し、施術の適応や注意点を説明します。施術に関する疑問や不安があればここで相談します。

  • STEP 02

    洗顔・施術部位の準備と撮影

    施術部位を洗顔・消毒し、メイクや汚れを落とし、部位の撮影を行います。

  • STEP 03

    レーザー照射

    レーザー機器を使用して、対象の色素病変にQスイッチアレキサンドライトレーザーを照射します。照射時間は数分から十数分程度で終わることが多いです。痛みは個人差がありますが、チクチク・パチパチとした感覚があります。

  • STEP 04

    冷却・アフターケア

    照射後は冷却ジェルや冷却パックで肌を冷やし、赤みや熱感を和らげます。医師の指示に従い、軟膏を塗布することもあります。

  • STEP 05

    施術後の説明・注意事項

    施術後の肌のケア方法や、日焼け対策、かさぶたができた場合の注意点などを説明します。必要に応じて、次回の予約を取ります。

施術に関する注意事項

局所的なしみの治療は1回の施術でも一定の効果を期待することができますが、よりしみやそばかすを薄くしたいのであれば複数回の施術が必要となります。
ただ、局所的なレーザー照射後に色ムラが残ったり、周りの皮膚との差が生じた場合にはトーニングという全体の色素を整えるためのレーザー照射を追加で行います。

リスク・副作用

肌が弱い方は施術後に赤みやかゆみが生じることがあります。また、シミの色が濃くなるなどの副作用が現れることがあります。
治療箇所にかさぶたができることがあるので、こすったりしないようにしっかり保護する必要があります。

アフターケアと術後の注意点

かさぶたが取れた後のケアについて
日焼けは避けて下さい。色が濃くなる場合があります。 また、施術後はお肌が乾燥する場合もありますので、保湿はしっかりと行ってください。

【治療を受けられない方】

  • ケロイド体質の方
  • 皮膚感染や皮膚に炎症が起きている方
  • 妊娠中の方、またはその可能性がある方
  • 授乳中の方
  • 抗凝固剤を服用中の方
  • 局所麻酔剤にアレルギーのある方

料金について

アコレード（シミ治療）Qスイッチアレキサンドライトレーザー

  • 5㎜まで
    8,800円(税込)
  • 10㎜まで
    16,500円(税込)
  • 20㎜まで
    27,500円(税込)
  • 30㎜まで
    33,000円(税込)
  • レーザートーニング
    27,500円(税込)

    ※表皮やそばかすなどの色素沈着・皮膚病変を除去するQスイッチアレキサンドライトレーザーは単体のシミだけではなくお顔全体のレーザートーニングも可能です。

よくあるご質問

  • 痛みはありますか？

    アコレードは肌の影響があるため、痛みを感じる場合もあります。症状にもよりますのでご相談ください。

  • 副作用はありますか？

    わずかに出血する場合や、一時的に色が濃くなったりする場合がありますが、自然に薄くなっていきます。
    また、まれですが、逆に色が抜ける場合もあります。

  • 誰でも受けられる治療ですか？

    妊娠中や授乳中の方、日光過敏や光アレルギーをお持ちの方、ペースメーカー使用中の方などは受けられません。

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