みなさんこんにちは!
「しみがなかなか消えない。」
「そばかすが気になる。」
「すっぴんでもきれいでいたい。」
など、しみ、そばかすで悩まれて当院へ来られる方って結構いらっしゃいます。
もちろん、その人に合っている治療法を提案しますから効率的な施術が可能なんです。
そもそも、どうして「しみ」や「そばかす」ができるか知ってますか?
これを知っているだけで、しみ、そばかすがどうしてこんな簡単に治療することができるのか?理解が深まると思います。
そこで今回は「しみ」「そばかす」の原因についてまとめてみました。
しみの原因
■ しみの原因はメラニン色素
しみができる原因はメラニンという物質です。
まず、核細胞の中には人体の設計図であるDNAがあります。
紫外線を浴びるとコレが破壊されてしまうのです。
すると、間違えた設計図で組織を作り始めますからがん細胞が作られます。
けれども、がん細胞は命にかかわるため表皮の最下層に位置するメラノサイトがメラニン色素を生成し細胞を黒色化させます。
つまりメラニンを作ることでDNAまで紫外線が来ないようにガードの役目を果たしているのです。
■ メラニンが何故しみになるのか?
ご存知の通り、本来であれば体を守る良いものだと思われるメラニン色素。
通常であれば皮膚の新陳代謝により剥がれ落ちるはずです。
ところが、紫外線など強い外部刺激を受けている場合、メラノサイトが必要以上に活性化されてしまうことで、大量のメラニンが作られます。
すると、いくらターンオーバーを頑張っても処理しきれませんから、しみとなって皮膚に残ってしまうのです。
このように根本的な原因はターンオーバーが乱れることです。
ですから、紫外線はもちろん、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、摩擦、など刺激を与える要素はすべてしみの原因となると考えられます。
■ しみの種類と特徴
・老人性色素斑
紫外線は日光性黒子の原因になりますが、老人性色素斑は若いころに浴びた紫外線によるダメージが加齢とともに現れてくるものです。
紫外線というのは浴びた直後にすぐにしみを作り出すのではなく、蓄積していく特徴があります。
老人性色素斑はしみの代表格ですが、DNAまでしっかりと届いてしまうので一度で出来てしまうと完治は難しく、再発することもさけられません。
出来てしまえば、治すことを考えるしかありませんが、本当はそれよりも作らないように予防することも大事です。20代前半から紫外線対策を行うことをおすすめします。
・肝斑
30~40代の女性に多く、頬、口の周辺、額など、左右対称に現れるしみです。
特に、妊娠中やピルの服用がきっかけで発症しやすいといわれています。
原因は女性ホルモンが大きく関係していると考えられていることから、閉経とともに改善することもあります。
・脂漏性角化症
シミの角質化が進み、突出した状態になったものを脂漏性角化症といいます。
しみができやすい顔だけに限らず、手の甲などにもよく発症します。
市販の化粧品では効果が得られないことがほとんどで、レーザー治療が一番おすすめです。
そばかすの原因
■先天性と後天性の二つのそばかす
そばかすの原因は大きく分けると子供のころにできる先天性、大人になってからできる後天性の二種類です。
先天性のそばかすの原因は大半が遺伝によるものです。
ですから、思春期を過ぎるころには大概は自然と消えていきます。
ところが、「思春期を過ぎたとしても治らない…」となればそれは大人になってからできる後天性のそばかすを疑いましょう。
また、こどものころからそばかすが消えないのは、過度に紫外線を浴びることでメラニンが蓄積され大人になっても続いてしまうという場合です。
そして、ストレス、睡眠不足、食生活など生活習慣によるものですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「しみ」「そばかす」の原因や種類についてお話ししました。
お話したの通り、しみ、そばかすはなかなか解消できるものではありません。
「市販の化粧水を使っているけど治らない。」
「しみによいと謳うサプリメントも効かない。」
「子供のころからのそばかすが治らない。」
しみ、そばかすのトラブルの悩みは本当に絶えることはありません。
しかし、ほとんどの方は正しい対処法を知らずに専門家でない方の情報を鵜呑みにしてしまい、残念ながら間違えたことを実践してしまうこともあるのです。
しみ、そばかすに限ったことではありませんが、個人によって症状、体質が異なれば当然対処法も異なるわけです。
ぜひ当クリニックへご相談ください。
専門医が適切なアドバイスをさせていただきます。